拙攻が目立った「竜」ドラゴンズ、「星」ベイスターズの両チーム。
恒例の長時間決戦は延長12回に。
大魔神佐々木投手が出て、すでに2アウト。
「竜」に勝ちはないのか!
ここで、8回表にかつての「竜」の守護神ギャラードから奇跡の同点2ランを打ったアレックス登場。
打ってくれ!・・・・竜党の願いがアレックスに込められる!
そして!
大魔神から勝ち越しホームラン!!
やったぞ!アレックス!!

その裏は11回から登板していた「竜」の左のエース
野口茂樹投手。
かつて、雨でことごとく先発機会を逃し、中継ぎ登板でボコボコに打たれたこともある不運のエース。
ここで、抑えれば、大魔神攻略の上でのチームの勝利。
運も味方になる!
ヒーローインタビューでやっと
「谷繁さんのおかげです!」
と言える!(あ、今日はアレックスがヒーローか・・・)
・・・・こう思ったかどうかは知らないが、とにかくあとアウト3つ。
先頭打者内川選手三振!
あとアウト2つ。
多村選手ヒット・・・
どんまい!
恐怖の4番タイロン・ウッズ登場。
くっそー!こいつさえ抑えれば!
・・・・・・・・・・・・・・・・
「竜」にとって最悪の
「星」にとっては最高の
逆転サヨナラ2ランがハマの夜空に舞い上がりました・・・

延長12回5時間40分の激闘。
まさに衝撃の結末でした。
【2004/5/22 横浜×中日 7×6でベイスターズ勝利!】
懐かしいですね。
その中村さんが中日に、谷繁が横浜にいたころ、僕も横浜スタジアムで長い試合を見たことがあります。
1999年9月18日。5時間半の死闘でした。
中日のマジックが一旦消えて、まだ横浜にも優勝のチャンスがある! となって一瞬盛り上がったんですよ。
延長の末、中日が最後にピッチャー交替するようなので、「もうどうせロクなピッチャー残っていないぜ」と友人と話していたら、出てきたのが中山裕章投手で。「しまった...」とみんなで沈黙した思い出が。もちろん横浜が負けました(笑)。どころか、この年、中日が優勝しましたよね。
試合後に中華街で飲茶しよう、と言っていたんですが、夕食を食べに行きましたよ。
気になったんで、調べたらその試合の経過のデータありました。
【1999/9/18 横浜×中日 8×7でドラゴンズ勝利!】
●スコア
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
中日 2 0 0 0 4 0 0 0 0 0 1 1 8
横浜 2 1 0 0 0 2 0 0 1 0 1 0 7
●継投
中日
前田→鶴田→落合→岩瀬→宣→サムソン→中山
横浜
斎藤隆→島田→河原→五十嵐→横山
●責任投手
勝:中山(3勝1敗)
敗:横山(3勝3敗)
●本塁打
ゴメス33号(斎藤隆)、鈴木尚15号(前田)、進藤10号(前田)、山崎25号(斎藤隆)、ローズ34号(鶴田)
●経過
前日の17日から首位中日3連戦。横浜に自力優勝の可能性が戻って向かえたが、1戦目は先発予想の川村が体調不良のために先発を回避、代わりの阿波野が打ち込まれて敗戦した。2戦目はここまで横浜の先発は14勝している斎藤隆、中日はローテーション外の前田。横浜にとっては確実に勝ちたい試合。
1回表先頭打者の関川が四球。その後2死からゴメスに本塁打で中日2点を先制。
1回裏、横浜はヒットの石井琢を置いて鈴木尚の本塁打で同点に追いつく。さらに、2回裏に進藤の本塁打で逆転する。
5回表、中日先頭の打者の関川が四球で出塁。2死からゴメスの2塁打で同点に。さらに李が四球で出塁後、山崎が逆転の本塁打。斎藤隆はここでノックアウト。
6回裏、横浜は3人目の落合からローズの本塁打で2点差とし、3連打で無死満塁のチャンスを迎える。谷繁の併殺打間の1点に終わり追いつけない。
9回裏、6人目のサムソンから鈴木尚二塁打、ローズ四球のチャンスに駒田が併殺打。中根がレフト線へ弾き返しついに同点。延長戦にはいる。
横浜は、11回から登板した横山が2死二塁から李にレフト前にポットと落とされリードされる。
11回裏、1死一三塁から駒田の当たりはセカンドへ。これまでかと思った瞬間、悪送球で同点に追いつく。しかし、1死一二塁のチャンスにあと一本が出ない。
12回表、中日先頭の井上が四球で出塁。中村が2度バントを失敗するがカウント2-3としランナースタート・投手ゴロでランナーが2塁に進む。続く久慈がライト前に打ち決勝のランナーがホームインした。
試合時間は5時間20分。2時から始まった試合はナイターで終了した。
・・・・・・・以上。昨日の試合と似たような終了時間。しかし、この時は確かにドラゴンズ勝ちました。懐かしいですね。
しかし、横浜ファンは当然、中山投手の実力は知っていますので。凍りつきましたよ、自分ら(笑)。
9回裏の中根選手の同点2ベース、今でも目に浮かびますよ。
横浜が負けたとはいえ、あの試合は白熱したナイスゲームでした。いやいや、記録は財産ですね。ありがとうございました。